これは、ダメージを受けた神経回路が新しいつながりをつくり、再び機能を取り戻そうとする仕組みです。
リハビリや施術によって、この力を最大限に引き出すことが可能になります。
筋肉だけへのアプローチでは限界があり、神経の再構築(可塑性) を促すことが、回復のカギとなります。
・歩行や手足の動きがスムーズになる
・姿勢やバランス感覚が安定していく
このような変化は、神経可塑性が活発に働いた結果として現れます。
当院は一般的なリハビリ施設ではなく、神経機能の再構築を行う専門機関です。
神経には「神経可塑性(かそせい)」という回復の仕組みがあり、途切れたり弱くなった部分も新しいつながりをつくり出す力があります。
この神経可塑性を最大限に引き出し、リハビリの効果がより発揮されやすい状態へ導くことを目的としています。
リハビリだけでは届かない部分に働きかけ、よりスムーズな回復をサポートします。
2022年8月、脳出血後に「脳にゴルフボールほどの空洞が残っている」と診断された66歳の男性がいらっしゃいました。(2025年4月に来院)
「もうこれ以上は改善しないのでは」と、ご本人もご家族も不安を抱えていたそうです。
その後、当院で神経免疫活性療法を3か月間、合計14回受けられました。半年に一度のMRI検査を続けていたのですが、今年7月の結果では「空洞が完全にふさがっている」と医師から伝えられたのです。
これは、脳が本来持つ「神経可塑性(しんけいかそせい)」の力が大きく働いた例だと考えられます。
神経は一度ダメージを受けても、あきらめずにつながりをつくり直す力を持っています。
「もう無理かもしれない」——そんな気持ちになることもあるかもしれません。
しかし実際には、体の中で少しずつ新しい回復の道が生まれていることがあります。
ご相談ください
可能性はあるのだろうか…
そう感じている方は、どうぞ一度ご相談ください。
私たちは神経の力を引き出し、回復の道をサポートすることを目的としています。
「ご家族との相談も可能」です。
まずは、お気軽にご相談ください。
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mail@yamayamedical-lab.jp

脳にゴルフボール大の空洞について
医学的に考えられる可能性
脳出血の後に「空洞」と表現されるのは、出血後に血腫が吸収されたり、脳組織が損傷を受けて空洞が残ったりした状態を指すと思われます。
通常は完全に組織が再生して穴がふさがることは極めて稀です。
ただし以下のような解釈の余地はあります。
・MRIは撮影条件や断面によって見え方が異なるため、以前より「穴」が小さく見えたり、瘢痕化した組織で埋まって見えることがあります。
・失われた神経細胞そのものが再生したわけではなく、周囲の神経回路や支持細胞が可塑的に変化し、結果として“穴が埋まったように”見える可能性は考えられます。
脳に大きな空洞が「完全にふさがる」ことは、通常の医学的理解ではほとんど報告されません。
ただし MRI上の所見が改善して見えるケース はまれにありますし、神経の可塑性により機能面で著明に回復することは十分にあり得ます。
したがって、このケースは「脳の神経可塑性の力を示唆する一例」と捉えるのが現実的です。